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小 紋

留 袖

名古屋帯

訪問着

附 下

附 下

小 紋

のしめ

産 着

留 袖


上記の写真は留袖の刺繍の中に発生した変色じみです。

下の写真はしみを除去したものです。

B 酸化漂白作業を10回繰りし た結果です。

@ 通常のしみぬきでは全く薄くなりません。

古いしみの染み抜き工程と見本
しみは古くなればなるほど手間も時間もかかり、作業に当たっては相当に神経を使い、手間のかかったわりには営業採算を取る事は困難となる仕事ですが、私共では、いかなる仕事でもお預かりした以上、手間暇をおしまず、誠心誠意を尽くし、出来るだけ元の状態に復元するよう心がけており、しみに対する最終駆け込み寺として常に努力をしております。
絞り地は、しみ抜きをすると絞りが伸びてしまう為しみ抜きが出来ないと言うのが通常です。私共では、絞り地でも出来るだけ絞りを伸ばさない方法を考案し、通常のしみ同様にしみ抜きをしております。

金彩加工の中に付いたしみを除去する場合、金彩加工が邪魔をして通常のしみ抜きは困難です。
私共では金彩加工の中でも金彩加工を生かし、ご覧のように綺麗に直しております。

ちなみにこのしみ抜き料金は一回の工程を1千円として15回で1万5千円、剥がれた地色の補正まで行うと2万円程度の手間がかかってしまいいますが、実際に頂く料金は5千円から6千円程です。

祝い着

しみは同じしみでも地色や布地、染色方法によって、それぞれ技術量が異なります。下記の写真はしみ抜き技術の中でも難しいと言われる、布地やしみの場所の一例です。模様の中や絞り地、金彩加工の中のにしみを付けた事に気づかず5年以上仕舞ったままにしていたものです。

一口に着物のしみと言っても、付けた時から落ちにくい(落としにくい)しみや、時間の経過に伴い徐々に落ちにくくなるしみ、時間が経過していても比較的落としやすいしみと様々ですがしみの大半は時間の経過に伴い落ちにくくなるのが通常です。

変色した古いシミの シミヌキ例

通常模様の中は余りいじれないと言われ、金彩加工等を施し、しみをごまかす方法がとられていますが、私共では、あくまでも元の状態に復元する事にこだわり、独自の方法(手間はかかりますが出来るだけ模様を壊さずしみだけを除去する)を駆使して、元の状態に復元しております。

補正(地直し)をしたものです

しみを除去したものです

何れも20年以上経過したしみです


しみは付けたけれども、乾いたら、しみが見えないので、大丈夫の判断は大変危険です。しみを付けた際、どのへんに、どのようなしみを付けたかを説明の上、私共にご相談下さい。


A 酸化漂白作業を5回繰り返した結果です。

着物のしみについて

繊維の性質や使用されている染料の種類及び色、染色方法、染色物の色の定着度、又しみの種類によってそれぞれ異なり、それらの長所や短所を良く知った上で、長年培った確かな技術を元に一点ずつ対処しなくてはなりません。

左のしみの裏側です。

20年以上経過した訪問着で、後見頃裾の部分です。

上記の写真は何れも20年以上経過した古い変色じみの一例ですが、このようなしみでも、布地が弱ってさえいなければ、10回から15回以上の工程を経て、ご覧のように綺麗にする事が出来ます。諦めずに是非ご相談下さい。

しみぬき工房池田補正所の特殊技術

20年以上経過した古いしみのしみぬき行程
私共ではそうした着物(着るに着られず、捨てるに捨てられないで、ただ箪笥に眠っているだけと言う、全く商品価値の無くなった着物)を私共の手で甦えさせ、再び世に出し脚光を浴びさせる事が出来れば何より(営業採算度外視)と考えておりますので、是非ご相談下さい。
お宮参りや七五三・成人式に使用した着物の大半は20年以上仕舞ったままにしていているのが現状で、再びその着物が必要となり、出して見たら、しみになっていて使用する事が出来ない、そこで専門店に相談した結果、簡単に断られてしまい困っているお客様が少なくないと思います。

上の写真は何れも20年以上の古いしみです。  

上の写真は私共が落とした完成写真です。

D漂白作業で剥がれた地色を染 めて直したものです。
C酸化漂白作業を15回繰り返した結果です。